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田蓑神社は、貞観11(西暦869)年より大阪市西淀川区佃に鎮座する氏神様です。

TEL. 06-6471-5416

〒555-0001 大阪府大阪市西淀川区佃1−18−14

鳥居・狛犬・碑Sacred GATE & Shrine Guardian Dog Statues & Monument

鳥居

正面鳥居

正面鳥居

 永正八年(西暦1511年)に建てられたもので、この年代の鳥居としては型も整っているものです。


狛犬

御垣内の狛犬

御垣内の狛犬

石製の浪速狛犬としては大阪府下で一番古いものと謂われています。
元禄十五年(西暦1702年)正月十七日奉納


拝殿前の狛犬

拝殿前の狛犬

 近頃パワースポットという言葉を用いて、様々な社寺や景勝地が取り上げられることがあります。あるテレビ番組の視聴者FAX投稿で、当社のことが取り上げられたということです。
概略は、当社の狛犬の足をなでて祈願したところ、宝くじに二度当たったということが投稿された紹介されたそうです。
 この件につきましては、放映後問い合わせを頂くことがございますが、当社ではご本人からお話しを伺っておらず、詳細は分かりかねますこと、ご了承願います。 尚、境内にはいくつかの狛犬がございますが、上記の御垣内の狛犬は、立ち入り禁止のところにございますので、当該の狛犬ではありません。恐らくは、拝殿の前の狛犬だと思われます。

 さて、放送後、参拝の方が増えたようにも思われます。宝くじにあたるかどうかはともかく、神社を知っていただく機会になったのかもしれません。
 これを機に、どうぞ神様のご恩に感謝し、奉賛の誠を捧げることにより、更なる御神威の発揚を願い、より一層の御神徳を戴きましょう。
狛犬の足を撫でたから宝くじに当たったというより、狛犬の足を撫でる位にご祈願いただいたので、神様のお恵みを受けたのではないでしょうか。


佃漁民ゆかりの地碑

「佃漁民ゆかりの地」碑

 天正年間、徳川家康公この地に立ちよられ多田の廟(川西市多田神社)に参詣の時、田蓑嶋漁夫等、漁船をつかって、神崎川の渡船を勤めた縁により、漁民等には「全国どこで漁をしても良し又、税はいらない」という特別のごほうびをいただきました。
 また、家康公が関東(現在東京)へ下降の折に佃の人等がお供し、当時安藤対馬守、石川大隅守の邸内を経て、寛永年間に幕府より鉄炮洲(現在佃嶋)の地をいただき、大阪の佃と同じ名を付けましたのが、現在の東京都中央区佃であります。
 当地は、大阪市より顕彰遺跡「佃漁民ゆかりの地」と指定され、神社にその碑が建立されました。また、その碑が、未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選に選ばれました。


慰霊碑

慰霊碑

 大東亜戦争(太平洋戦争)にてお亡くなりになられた英霊の名を記した霊璽碑です。秋分の日にご遺族(佃慰霊会)主催の慰霊祭が斎行され、戦没者の霊を慰めるとともに、日本の隆昌と世界の共存共栄、恒久の平和を祈念いたします。
 この場所には、戦中には馬の像が奉安されていた様ですが、物資動員で徴収された場所であったと伝え聞いております。戦争中の国内情勢を伝える場所に、英霊の慰霊碑が建立されています。


紀貫之歌碑

紀貫之歌碑

 平安時代の歌人紀貫之が旅の途中田蓑嶋(現在の佃)に立ちよられ歌を詠まれたのが次の歌です。境内に歌碑があります。
  雨により
      田蓑の嶋に けふゆけど
    なにはかくれぬ
         ものにぞありける


震災復興モニュメント

震災復興モニュメント

 昭和の御代も64年1月7日をもって最も長き時代を終え、平成の御代と変わり平穏無事過ぎしが7年1月17日未明、阪神・淡路大震災(震度七)が起こりました。
佃の町も多大な被害にあい、当社においても、拝殿の傾き社務所の全壊を初め、鳥居、灯篭、参道等多大なる被害を受けましたが、ただちに復興工事を行い10月15日に復興し、秋の大祭に奉祝を行うことができました。
 平成12年7月吉日、震災により折れた標柱を、復興のシンボルとして建立いたしました。


「謡曲 芦刈ゆかりの地」碑

「謡曲 芦刈ゆかりの地」碑

 昔、難波に仲の良い夫婦がいました。生活苦のため相談をして夫と妻は別々に働きに出ることにしました。
夫は芦を売り妻は都へ奉公に出てやがて妻は優雅に暮らす身分になりました。妻は夫が恋しくなり探すうちにはからずも路上で巡り会いますが夫はみすぼらしい身を恥じて隠れます。
二人は夫婦の縁は貧富などによって遮られるものではないという意味の和歌を詠み交わすうちに心も通い合目出度く元通り夫婦仲良く末永く暮らした、という「大和物語」の話より作られた謡曲が「芦刈」です。
 その昔、淀川支流の佃周辺は川岸に沿って芦が群生していた所で、現在謡曲「芦刈」の舞台とした面影はないが田蓑神社はその史跡として今に伝えられています。

謡曲史跡保存会

バナースペース

田蓑神社

〒555-0001
大阪府大阪市西淀川区佃1−18−14

TEL 06-6471-5416
FAX 06-6471-5059